目次
悩み
幸せって何だろう?
自分ってなんでこの世に生まれてきて何の為に生きているんだろう?
今、自分の心の中はこんな感じです。
こんなふうに考えた事はありますか?
別に死にたいとか考えてるわけじゃないんですよ!
けど漠然とこんなふうに考えてしまう。
別に何かに不自由している訳でもなく普通の生活は出来ているのに心は満たされていない気がする。
毎日職場に通ってちゃんと仕事はこなしているが自分で自分の存在価値が見出せなく不安になる。
こんなふうに人生の指針を見失っている人はいませんか?
自分は去年結婚して、秋には子供も生まれる。
夫婦関係も良好。
給料は高いとは言えないけど一応安定した職には就けている。
多分他人から見たら幸せな人間だよね。
自分でも幸せなんだろうと思う。
けど心の底から湧き出る充実感とか「幸せー!」みたいなものはない。
なんでだろう。
人生ってこんなものなんだろうか?
家庭と仕事。
多分自分の心の中の二本柱はこれだと思う。
家庭は幸せ。家庭はOK!
好きな人とも結婚出来て夫婦円満。
秋には赤ちゃんが生まれてくる。楽しみだよ!ほんとに!
きっと赤ちゃんが妻のお腹の中で動き始めたりなんかしたらもっと実感が湧くんだろうな。
問題は仕事。
仕事に対するモチベーションが今はほとんどなくなってしまった。
こんな自分が情けない。
けどそれが正直な気持ちなんです。
もともとそうっだった訳じゃない。 もともとやりたかった仕事に就けたわけじゃないけど自分で目標を見つけながらその目標を達成できるように、他の人より努力していたと思う。
自分は天才型のタイプじゃなくてどちらかと言ったら不器用なタイプだから人より努力して頑張ってきた。
そのおかげで勤務成績も悪くないと思うし、同期の中で一番に昇進だってできた。
けどもうそんなふうに頑張ることが出来なくなってしまった。いろいろ要因があると思うんだけど書き出すと長くなり過ぎてしまうのでまた今度記事にします。
そんなこんなで本当に仕事に対するモチベーションが湧かない。
目標もなく何を頑張ればいいのかわからない。
そうやって悩んでいると転職も選択肢として出てくる。
けど転職したからといって今より充実感が味わえるとは限らないしブラックなんかに間違って就職しちゃったらもっと悲惨な状況になる可能性だってあるよね。
家庭もあるしやっぱり経済的なリスクも考えてしまう。
だからといって家庭の為って自分に言い聞かせて今の仕事を続けるのか?また時が経てば何かやりがいを見つけられるのか?
そんなふうに考えてると最初の疑問に行き着いてしまうんだよね。
この問いや悩みの答えを出すのは容易ではないと思う。
そうやって悩んでる時に友達がこの本をくれました。悩んでいるのを相談していたら、ある日、誕生日プレゼントって言って渡されました。(もうすぐ30歳の誕生日なんで)
何かこの中に伝えたいメッセージがあったんだろう。
実際読んでみて100%の答えが見つかったわけではないんですけどいろいろな気づきがあったりして読んでよかったなとは思いました。
著書について
著書 生き方 人間として一番大切なこと
著者 稲盛和夫
出版社 サンマーク出版
2004年8月10日初版発行
著者のプロフィール
稲盛和夫(いなもりかずお) 1932年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現・KDDI)を設立。会長に就任。2001年より最高顧問。84年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成にも心血を注ぐ。
著書の内容
経営者として数々の実績を残している著者が、今までの人生を通じて確立してきた「生き方」を元に、人間の「生き方」というものを真正面からとらえ、忌憚なく説いた哲学書となっている。また一個人として生き方だけでなく企業や国家、さらには文明、人類全体までを視野に入れて書いたと語っている。
感想
まず全体の感想として宗教的な内容というか思想?があったりしてなんとなく自分にはあてはまらない、しっくり来ない部分もあったんですがたくさんいい事は書いてありました。
魂を磨いていくことが、この世を生きる意味
稲盛先生は「人生の目的は生まれたときより少しでもましな人間になり、わずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいく」ことだとおっしゃっています。
なるほど。
ちょっとわかるような気がします。
魂を磨くためにあらゆる努力をしなければいけないしたくさんの試練、苦難を乗り越えなければならない。人生は楽しい事だけではない。
そうしていくなかで魂が練磨されるということなんだそうです。
考え方を変えれば人生は180度変わる
これは結構いろんな哲学書だったりビジネス本にも書いてありますよね。
納得は出来るんですけどなかなかそういう思考になるのは難しい。
小さな事でも幸せだと感じれれば何でもない日常でもきっと楽しく感じれるんですよね。
その為にはあらゆる事に感謝の気持ちを持つことも大事なんですよね。
「好き」であればこそ「燃える」人間になれる
仕事をやり遂げるのには大きなエネルギーが必要だが、仕事を好きになれればどんな努力も 苦にならなくなりすばらしい成果を上げることが出来るとおっしゃっています。
たしかにそうなんですよね。だから好きなものを見つけたい!何年もやって好きになれない仕事はどうすればいいの?
最後に
10年以上前に出版された本なので現在の日本における個人の在り方も変わって来ていて納得出来ない部分もあったんですけど全体としては読んで良かったです。
また何回か読んで深く理解出来ればまた新たな気づきがありそうな本でした。
おわり